この世界で交わった2人
私が好きなこの2人は、背中合わせがすごく似合う2人でした。
※これから長々とうちこきについて自分なりに語りますが、シンメやコンビというのはあくまで概念であり、人それぞれ考えは違うと思います。そして私は自分の考えを押し付けてうちこき厨を増やそうとしているわけではありません。あくまで一個人の一オタクの意見として、独り言だと思って読んでください☺️
「シンメ」
左右対称であること。左右の各部分のつりあいがとれていること。
アイドルにおいてシンメとは、立ち位置が左右対称であること。
しかし、このジャニーズという世界において、彼らが存在している世界において、シンメという言葉は本来の意味として使われないことが多い。
でもそれを言葉で表すのは難しくて、「言葉で表せない関係」である。
少年忍者の例でたとえると、皇輝くんとヴァサ、内村くんと湧くん、織山くんと拓実くん。
「ずっと一緒」そんな言葉が似合う、シンメという関係。
ジャニーズの世界にいる彼らは、お互い、友達でもない、家族でもない、仕事仲間でもない、「メンバー」という、同じ夢を持った仲間と共に過ごしていて、その中でも「シンメ」という存在は非常に大きいものである。
そんな中で、皇輝くんと内村くんは、「立ち位置が」シンメになった。
2018年の夏から秋にかけて、5忍者が結成される前、「立ち位置」がシンメになった2人。
まだ身長差がそんなにない頃に、黄色とオレンジのベストを着てNHKホールで踊ったSEVEN COLORS。
そして結成された5忍者。5忍者の時は立ち位置がシンメになることはあんまりなくて、5忍者と少年忍者という隔たりがなくなって、みんなが同じ少年忍者というグループとして活動していくひとつのスタートラインでもあった、2019年3月のTDC。そこがうちこきの立ち位置がシンメの時代の始まりだった。
2019年3月から、この2020年のクリエ期まで、彼らはずっと、2人で少年忍者を引っ張ってきていて。
TDCも、実演も、クリエも、サマステも、ドームも、少クラも、ジャニアイも、2人でステージの真ん中に立っていて、2人でアイドルとして存在していた。
そんな時ある雑誌で見た、
「そこにいつも皇輝くんがいるから。」
という内村くんの言葉。(Myojo2019年4月号)
絶対に本人は何気なく発した言葉だと思うけど、激重オタクなので色んな意味が含まれているように思えてしまって。
この雑誌の取材の時はまだジャニーズキングアンドプリンスアイランドだったし、立ち位置もシンメではなかったけれど、立ち位置がシンメではない時から既に内村くんのすぐそばには皇輝くんがいて、皇輝くんのすぐそばには内村くんがいて、本人たちが「あ、いつもそこに彼がいるな」って意識してくれてることが嬉しくて、この2人の関係性が好きだと心から思える。
そしてもうひとつ、
「皇輝くんがいると思ったら一気に安心した。打ち合わせもしてないのに自らあいさつを担当してくれて、そこでさらっと引き受けられるのは本当にすごいと思う。」
「うっちーのマイナス面を自虐ネタにできるところは自分にはない部分だから尊敬しているよ」
というお互いの言葉。
お互いにお互いの良さを引き出し合って、良くない部分を打ち消し合うことが出来る2人だからこそ、自分にない部分を尊重できている。
ただ「仲良い」だけじゃなくて、お互いに尊敬し合うことができている。
そして、ここからは皇輝担としてのただの憶測だけど、
2019年、皇輝くんは本当に色んなことに挑戦した年で、
皇輝くんにとって初めての映画、ドラマ、単独、そしてMC、そこに重なるジャニーさんの死。今までに経験したことがないくらい多分色んなことが重なって、色んな思いをしたと思う。でも隣にはいつも内村さんがいた。
皇輝くんは内村くんのことを見える面で支えていると思うけど、内村くんは皇輝くんのことをいつも見えない面で支えてくれている気がして。
クリエでの初単独が決まった時、皇輝くんがジャニーさんに言われた、「少年忍者は君にかかってるんだから」という言葉。
もちろん皇輝くんにとってはすごい嬉しい言葉で、ずっと大切にしていきたいと思っているのだろうけど、そこにはプレッシャーを感じているだろうし、色んなことに責任を感じてしまう彼にとっては多少の負担があると思う。
でもその時、隣には、何言ってるかはわからないけれどいつも笑っている内村颯太という存在がいた。相談を聞いてくれるわけでも、アドバイスしてくれるわけでもないしけれど、いつも笑わせてくれる存在が隣にいた。
「ただ隣で笑わせてくれる存在」それがいることは多分皇輝くんにとって本当に心強いことで、しかも皇輝くん1人でセンターだったんじゃなくて、2人で、真ん中に立っていた。
川﨑皇輝と内村颯太。
1人は頭がよくてなんでもできていつもみんなを引っ張っていける人。もう1人は頭はいいけどポンコツでどちらかと言うといつも誰かに引っ付いてるような人。
同じ学校だったら顔見知りくらいで終わっていただろうふたりが、この世界に入って、肩を並べて一緒に夢を追いかけているということが、本当に素敵なことで、
皇輝くんは意識的に、内村くんは無意識に、お互いを支えていることが、どんなに素晴らしいことか。
二人で遊んだりっていうエピソードももちろん好きだし、肩に手を置いただけで沸けるけど、根本的な話をするとやっぱり2人の「関係性」が好きで、言葉で表せないし他の人に例えられないようなあの2人にしかない関係性に私は惹かれてるんだと思う。
この2人が「真逆」なのは性格だけじゃなくて、パフォーマンス面でもそうだと思う。
皇輝くんは、決してダンスが上手いわけではないけれど教科書通りではない、少し自分なりにアレンジした、動きの大きいダンス。
内村くんは、手足の長さを活かした、動きの大きいダンス。
同じ「動きの大きいダンス」でも、基本的な踊り方が全然違うから、この2人のダンスは真逆に見える。
だから、最初は絶対に合わないだらうと思ってメクルメクも、プレガも、初めて見た時は忍者担じゃなかったし、皇輝くんと合うのはヴァサだけだと思ってたし、内村くんと合うのも湧くんだけだと思っていた。
でも初めて見て「あ、合ってる」って、他担ながらに感じた。
ダンスも表現力も違うけれど、この2人のパフォーマンスが「合っている」と心の底から感じた。
他G担に合っていると感じさせたあのプレガの少クラの日から、ジャニーズのそれぞれのコンビの関係性によって可能性は無限大なんだと初めて感じた。
2人には、そんな力がある。
人にそう思わせる魅力がある。
長々と語ってしまったけれど、何が言いたいのかと言うと、
皇輝くんと内村くんが、一緒に背中を合わせて、夢を追いかけていたというそのことが、素晴らしいものであるということ。
でもだからと言って決して今のFとGの体制が嫌だとかうちこきがダブルセンターの時代に戻って欲しいとか言う訳じゃなくて、あの期間で皇輝くんは間違いなく成長して、内村くんに支えられていて、こんなありきたりな言葉では表したくないけれど、「あの2人で真ん中に立っていた時期があったおかげで、皇輝くんはパフォーマンスも考え方も成長できた」ということ。
少年忍者の飛躍の年とも言えたあの2019年、ずっと隣だったあの2人が、今はそれぞれの新しい居場所で活躍している。
その本当に素晴らしくて儚いあの事実を、ずっとずっと大切にしていきたいと思う。
最後に、
私はまだ忍者担になったばっかりで、うちこきの歴史の1割にも満たない部分しか知らない。
だから、いっぱい調べたし、考えた。
けど、
うちこきの良さってなんだろうって考えれば考えるほど分からなくなる。
そして、そこがいいなって思える。
知れば知るほどよく分からなくなるし、誰にも理解できないその関係性って素晴らしいなって。そう思うから。前ほど絡むことはなくなってしまったかもしれないけれど、あの時間を、あの時感じたことを、その関係性を、ずっとずっと大切にしていきたいなと思います。
2人の未来が、明るいものでありますように。
2020.6.23